- 2020年10月22日
アメリカ人画家が描いた130年前の日本
1890年。 まだ江戸時代の文化が色濃く残る明治23年の日本にやってきたロバート・フレデリック・ブルームというアメリカ人画家。 彼が残した、当時の日本の市井を鮮やかに描いた水彩画、油絵、パステル画の数々がとても美しいのでまずは見ていただきたい。 画像出典元: The Athenaeum 当時の日本を生き生きと描き出したこれらの作品は、1890年にアメリカから日本にやってきたロバート・ブルームという画家が描いたもので、美術作品としてはもちろん、当時の日本の文化や生活を知る上での研究資料としても高く評価されている。 アメリカからペリー提督率いる黒船がやってきて日本中を震撼させた4年後、日本が開国か攘夷かと騒然としている1857年にアメリカに生まれたロバート・ブルーム。 ブルームにとっての日本との出会いは16歳の時だった。 たまたま見かけた、露天商で売っていた日本の扇に目を奪われた彼は、その時のことを後にこう書いている。 「今まで見たことにない、初めての物。なんと美しい。私にとって突然の啓示といえるできごとでした。」 そして、この絵の好きな少年は、日本