- 2020年10月22日
江戸時代に出版されたアメリカ建国物語がいろいろおかしい
幕末の日本で出版された、アメリカ建国の歴史を描いた「童絵解万国噺」(おさなえときばんこくばなし)という草双紙がいろいろおかしいので紹介したい。 当時できたてホヤホヤだったアメリカ合衆国の建国の歴史を子供にもわかるように挿絵たっぷりにまとめた絵本みたいなもんですが、 この内容がなんとも我々の知ってるアメリカの歴史と随分と色々と違う。 ちなみにアメリカ建国の歴史を超ざっくりと言いますと コロンブスがアメリカ大陸発見 先住民族を排除しながらヨーロッパ勢が大陸征服 イギリスがアメリカ在住者にがんがん税金かけて搾取。 せっかく新天地に来たのにこれじゃ植民地とかわらん、とアメリカ在住者怒る。 名前だけはかわいい「ボストン茶会事件」とかいろいろ発生、事態は「アメリカ独立戦争」へ。 当時イギリスと敵対してたフランスがアメリカ独立を支持した結果、アメリカが掲げた「自由、平等」の精神がヨーロッパに飛び火してフランス革命に繋がって王政倒されたりと、この辺の歴史も面白いんで気になる人は検索してもらうとして。 そんなアメリカ建国について「童絵解万国噺」ではどう描かれるのか