- 2020年10月22日
明治大正昭和初期に描かれたサンタさんはこんな感じ
キリストの降誕を祝う「クリスマス」が日本に伝来したのは戦国時代と言われています。 記録に残る、日本初のクリスマス会が行われたのは、キリスト教が伝来した3年後の1552年12月10日(天文21年12月25日)のこと。 日本初のクリスマス会の舞台となったのは、現在の山口県で、イエズス会の宣教師が日本人の信者を招いて降誕祭のミサを行ったのだとか。 江戸時代になるとキリスト教は禁止され弾圧されるようになりますが、外国人のキリシタンたちは、こっそりとクリスマスを祝っていました。 長崎の出島で行われたオランダ人たちのクリスマス会の様子。椅子に腰かけ、ご馳走が並んだテーブルを囲み、ワイングラスをかたむけ、スプーンやフォークで食事をする。そしてテーブルに並ぶ牛の頭そのまんまの料理。 こちらは1898年(明治31年)に発行された、教会に通う子どもたちのために書かれた物語『さんたくろう』の挿絵。こちらのサンタクロースっぽいおじいさんは、その名も三太九郎(さんたくろう)。 国産初のサンタクロースの絵といわれています。
お供に連れているのはトナカイではなくロバで、