- 2020年10月22日
平太郎少年と妖怪30日戦争
『稲生物怪録』(いのうもののけろく、いのうぶっかいろく)は、江戸時代中頃に稲生平太郎という16歳の少年が体験したという、妖怪にまつわる怪異をとりまとめた物語。 友人と面白半分で肝試しに出かけた16歳の稲生平太郎少年。 こんな肝試しなんて余裕だわwと笑っていたら、肝試しから2ヶ月後の7月、不可解な出来事が起こり始めます。 こいつ物の怪舐めてんな。おれたちの恐ろしさ見せてやらぁ、と妖怪たちが平太郎少年を脅かそうと毎日やってくるようになったのです。 これを毎日、夏休みの日記かのように綴ったのが「稲生物怪録」。 平太郎少年は広島に実在した人物で、すべて完全実話だそうです。 はたして平太郎少年と妖怪たちの、30日間にも及んだ戦いはどのような結末を迎えたのか。その全記録をご覧ください。 1日 突然、髭もじゃ一つ目の大男が現れ襲い掛かってきた。 投げ飛ばしたら姿を消した。 2日 行灯の火が突然燃え上がるが、特に驚くことなく、そのまま寝る。 3日 笑いながら飛び跳ねる女の生首が現れた。
気持ち悪いけど、特に怖くはない。 4日 瓶の中の水が凍り、茶釜の蓋はあかず