- 2020年10月22日
平和な江戸時代、甲冑職人がふざけ始める
戦場で命をかけて戦う以上、甲冑は勇ましく格好いいデザインでありたいもの。 戦国時代において、兜飾りには各々座右の銘などを意匠としたものをあしらいました。 時は流れ、江戸時代に入り世は太平の時代。平和な時代になり甲冑も実用的なものから飾るものになり、目で楽しむものになっていくのですが、その中でも個性光る甲冑のご紹介です。 まずはトップクラスに珍しいスケルトン甲冑。 加藤清正所蔵。 じーさんの垂れ乳が露わとなっております。 こちらは頭に軍配を乗っけてみました。 秀吉が伊達政宗に送ったもの。これを送られた正宗の気持ち。 黒田如水の甲冑。お椀を被せただけのシンプルなデザインが逆に新鮮。 以下、海鮮シリーズ。 カニ、ホタテ、エビ、サザエ。 以下、けものシリーズ。 ウサギ、くま、ロバ、ワニ。 かなりふざけ始めてます。 そんな中、一切ふざける気のない織田信長のラスボス感。 進士 素丸 #歴史