- 2020年10月22日
江戸時代にもあった大食い大会がいろいろ規格外
現代においても大食い大会はテレビなどで多く放映されていますが、江戸時代においても数々の大食い大会が開催され、大会の様子や記録ランキングが出版されるとベストセラーになる、といったように大食い大会はブームといえるほど大人気でした。
数ある大会のなかでも特に有名なのが、1817年(文化14)の大食い&大酒飲み大会です。会場は、江戸は両国柳橋の有名料亭「万八楼」(まんぱちろう)。 浮世絵にも描かれた料亭「万八楼」。(『江戸高名会亭尽』「柳ばし夜景」歌川広重) この時の壮絶な大食いバトルの様子は、『南総里見八犬伝』でベストセラー作家となった曲亭馬琴や幕臣・宮崎成身などが記した多くの文献に記録が残されています。
大会の出場者は江戸じゅうの猛者200人ほど。 部門は、菓子の部、飯の部、蕎麦の部、酒の部。 出場者の身分は職人から農民、商人、武士とさまざまで、身分の上下関係なくただひたすら大食い自慢を競いました。 それでは各部門の優勝者の記録を見ていきましょう。 ひたすら甘いものを喰え!「菓子の部」 エントリーした選手が自分の好きなものを好きなだけ食べ、そ