- 2020年10月22日
元号あれこれ
今上天皇の退位が2019年4月30日と決まり、平成時代の終わりまであと3か月余り。 新元号の発表はまだ少し先ですが、元号を通して歴史を辿ると、当時の時代背景や人々の思いと密接に関わっていることがわかり中々に興味深いです。 そんな「元号」にまつわるお話をいくつかご紹介。 日本最初の元号ってなに? 日本の元号の始まりは「大化」です。 あの645年「大化の改新」の「大化」です。 中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺したあれです。 元号はもともと中国発祥で、紀元前115年頃に前漢の武帝が『建元』という元号を定めたのが始まり。 中大兄皇子らが蘇我氏を滅亡させ、『大化の改新』を始めようという年に中国の制度を取り入れ、“文明国の象徴”として元号を使うようになります。 当時のアジア諸国が中国の属国となるなか、中国の元号ではなく日本独自の元号を定めたことに、日本が自立しているという意識が表れています。 歴代元号231個。その改元理由とは。 日本の歴史の中で使われてた元号はなんと「231個」。 天皇125代にくらべ、元号は倍近くあります。 現代では天皇交代に合わせて